「クビアカツヤカミキリ」が特定外来種に指定されました
平成30年1月15日に「クビアカツヤカミキリ」が特定外来種に指定されました。
サクラやモモ、スモモ、ナシ、ウメ、カキなどの樹木に被害を与え、被害の拡大が懸念されています。特に樹勢が低下したサクラの老木が被害にあう可能性が高いとされています。
クビアカツヤカミキリは胸部が赤いのが特徴で、体長は2.5~4センチ。自然分布は中国、モンゴル、朝鮮半島、台湾で、輸入木材に付着するなどして国内に入り込んだと考えられています。幼虫は樹木の内部で、生木を食べながら2.3年かけて成長します。約10匹で樹木を枯死させるといわれています。
すでに、東京、埼玉、群馬、栃木、愛知、大阪、徳島などの各都府県で被害が確認されており、今後さらに被害の拡大が予想されます。
サクラの老木は特に注意が必要です。
予防対策としては、衰弱させないこと、衰弱している場合は樹勢を回復させることが必要です。樹勢の回復には数年を要する場合が多いことから、早めの対応が求められます。幼虫が確認された場合は、幼虫の駆除と併せて樹勢回復の対策を行うことが必要です。
樹勢の強化・回復には、サクラなどに長年の実績がある弊社製品が有効です。
【樹木は害虫の忌避や有害菌の不活性化作用を持つフィトンチッドやファイトアレキシンと呼ばれる揮発性成分を出して、害虫や有害菌から体を守っています。
ところが、衰弱してしまうとフィトンチッドが少なくなってしまいます。
この結果、害虫や有害菌の侵入を許すことになってしまい、食害、病気、樹体内への産卵などにより最悪の場合は枯死してしまいます。
害虫や病気の予防になるフィトンチッドは、樹勢の強さに応じて強くなりますので、衰弱させないことが重要です。】
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